ビタミンB6がつわりに効く!その2つの理由とおすすめの摂り方

妊娠期間に大変だったことランキングの1位になっている“つわり”。なんと8割もの妊婦さんが経験しているといわれています。あなたも「つわりがしんどい(泣)…ビタミンB6がつわり効くって聞いたことがあるけど、実際どうなの?」と思ってはいませんか?実は、ビタミンB6がつわりの症状を軽減することは研究でわかっており、医療機関でも使用されているのです!つらいつわりの症状がビタミンB6を摂って少しでも楽になるなら、すぐにでも試してみたいですよね。

今回の記事では、

  • ビタミンB6がつわりに有効な理由
  • つわりに効くビタミンB6の摂取量と注意点

の2点を中心にまとめてみました。

日本産婦人科学会のガイドラインや医療機関のデータに基づいて解説していきますので、安心して読み進めてくださいね。

記事の後半には、ビタミンB6が摂れる食べ物やサプリメントもご紹介するので参考にしてみてください。

この記事を読みを読み終えた時あなたは、つわりとビタミンB6の関係を把握し、今よりつわりに悩まない生活に近づくことができるでしょう!

 

 

 

1.ビタミンB6はつわりの症状を軽減する

つらいつわりの症状にビタミンB6が有効であることが近年の研究で分かってきています

実際に海外では、342名の妊婦さんを2つのグループに分け、ビタミンB6が配合されている薬とビタミンB6が入っていない薬を服用してもらったところ、ビタミンB6を摂取したグループのほうが吐き気の度合いが減ったことが分かっています。

(参照:Pyridoxine for nausea and  vomiting of pregnancy)

また、日本ではまだ一般的な治療法ではないため強く推奨されているわけではありませんが、日本産婦人科学会のガイダンスには、妊娠悪阻の治療に

悪心の緩和には、ビタミンB6(Prydoxine)を投与する

との記載もあります。

(参照:産婦人科 診療ガイドライン ―産科編 2017)

ビタミンB6がつわりにどう関係しているのか、なぜつわりを和らげてくれるのかを次の章で解説していきます。

 

2.ビタミンB6がつわりに効く2つの理由

先ほどビタミンB6には「つわりの症状を軽減する作用がある」ということをお伝えしました。

ビタミンB6は

  • つわりの原因物質の増加を抑える
  • つわりの原因の「精神的ストレス」を軽減する

ことからつわりの症状の緩和に良いとされています。

これからその理由を詳しく解説していきます。

 

2-1.つわりの原因物質の増加を抑える

moriningsickness mechanism

ビタミンB6を十分に摂ると、つわりを起こす「原因となる物質の増加を抑える」ことができます。

つわりを起こす原因物質と考えられている「キサンツレン酸」という成分は、アミノ酸の1種のトリプトファンが不足すると体内で増加します。そのトリプトファンを作る素となるのはビタミンB6です。ビタミンB6が不足するとキサンツレン酸が体内で増加してしまうのです。

ビタミンB6が不足しなければトリプトファンがしっかりとつくられ、つわりの原因物質が体内で増加するのを抑えられます。

(参照:妊娠悪阻の治療 Treatment of Hyperemesis gravidarum)

(参照: 日本人の水溶性ビタミン必要量に関する基礎研究)

 

2-2.「精神的ストレス」を軽減する

つわりを起こす原因の1つ「神的ストレスの軽減をビタミンB6がサポートしてくれます。

ビタミンB6は、幸せホルモンである「セロトニン」をつくる素となります。そのため、ビタミンB6を十分に摂るとセロトニンをしっかりとつくることができ、憂鬱な気持ちになりにくくなるのです。

また、実際に

  • ビタミンB6の摂取量が多い人のほうが気分が落ち込みにくいこと
  • 不安な気持ちが少ない人のほうがつわりの症状が軽いこと

が研究で分かっています。

(参照:精神科通院中の男性患者の精神症状と血清葉酸濃度, 葉酸・VB2・VB6 摂取量の逆相関)

(参照:妊娠初期の悪阻:不安と抑うつとの関連)

ビタミンB6をしっかりと摂ることで、気分が落ち込みにくくなり、つわりの症状を和らげてくれるということです。

 

 

3.つわりに効くビタミンB6の摂取量と注意点

ビタミンB6はつわりの症状の軽減のために積極的にとりたい栄養素の1つです。

これから、

  • つわりに効くビタミンB6の摂取量
  • ビタミンB6は摂り過ぎると良くない

ことについてお話しします。

 

3-1.つわりに効くビタミンB6の摂取量

10㎎のビタミンB6を約8時間おきに1日3回摂る」とつわりによる吐き気の度合いが減少することが、海外の研究で分かっています。

(参照:Pyridoxine for nausea and  vomiting of pregnancy)

しかし、この値は実際に日本で「これだけとれば確実につわりが良くなる」と言われているものではないので、あくまで参考程度とお考え下さい。

 

3-2.ビタミンB6は摂り過ぎると身体によくない

ビタミンB6は摂れば摂るほど身体によい、というわけではありません。健康被害が出ないとされている1日の摂取量の上限値は、成人女性で45㎎です。

(参照:ビタミンB6の食事摂取基準(mg/日))

普通の食事をしていれば、摂り過ぎて健康に害が出ることは基本的にありません。

しかし、サプリメントなどから数か月連続して上限値以上に摂り続けると、

  • 手足の筋力の低下
  • しびれや痛み

といった症状が出る可能性があるため摂取量には注意しましょう。

 

4.手軽にビタミンB6を摂ろう!

この章では、ビタミンB6を手軽に取れる

  • コンビニで買える食べ物
  • サプリメント

をご紹介していきます。

 

4-1.コンビニで買える食べ物3つ

コンビニで買ってすぐに食べられるビタミンB6を含む食べ物をご紹介します。

 

  • バナナ

バナナにはビタミンB6とトリプトファンが含まれています。つわりの原因となる物質の増加を抑えるために必要な栄養素がどちらも含まれているため、おすすめの食べ物です。

(参照:果実類/バナナ/生 – 一般成分)

 

  • キウイ

キウイにはビタミンB6だけでなく、妊娠中に必要な栄養素の葉酸もふくまれています。酸味があるのでさっぱりとしたいときにおすすめです。

(参照:果実類/キウイフルーツ/緑肉種、生 – 一般成分)

 

  • さつまいも

さつまいもにはビタミンB6のほかに食物繊維やビタミンC、葉酸といった妊婦さんにとってうれしい栄養素が含まれています。糖質が多く、食べすぎると身体に悪いので食べる量には注意するようにしましょう。

(参照:いも及びでん粉類/(さつまいも類)/さつまいも/塊根、皮むき、生 – 一般成分)

 

4-2.サプリメント

気持ち悪くて食べ物をたべられない方は、サプリメントから栄養を摂ることも1つの手です。ただし、サプリメントや栄養剤を自己判断で摂ることは控え、かかりつけの医師や病院の管理栄養士に相談してから服用するようにしましょう。

(参照:Japanese Program)

 

  • ビタミンB6 80粒(40日分) (ネイチャーメイド 税抜 680円)

アメリカで生まれ、日本国内でも強い信頼を得ているネイチャーメイドのサプリメント。ビタミンB6は2粒で40㎎摂ることができます。小粒で飲みやすく、大容量なのも魅力的です。

▼ビタミンB6 | ネイチャーメイド 公式サイト

 

  • 噛んでおいしい葉酸タブレットCaプラス 60粒 (ピジョン株式会社 税込 1598円)

こちらは、1日2粒で妊婦さんに必要な1日分のビタミンB6と葉酸がとれるタブレットです。カルシウムや鉄分といった妊娠中に不足しがちな栄養素も補うことができます。

水なしでOKなので「水を飲むのもつらい」「薬が苦手」という方はこちらを試してみることをおすすめします。程よい酸味と甘さがおいしく、お菓子感覚でとりいれられるでしょう。

▼噛んでおいしい葉酸タブレットCaプラス|ピジョン株式会社

 

  • ビーンスタークマム つわびー 30粒(雪印ビーンスターク株式会社 希望小売価格 税抜 900円)

こちらは「食べられないママのために」つくられた、葉酸とビタミンB6を補えるサプリメントです。1日3粒で摂れるのはビタミンB6が25㎎、葉酸が400㎎。これは、販売会社が行った実験で妊婦さん20名中14名が吐き気が減ったことがわかっている配合量だそうです。

(参照:ビタミンB6高配合の葉酸サプリメントのつわり軽減作用)

1袋に1粒の包装で、持ち運びやすいのが嬉しいところです。小粒で匂いもなく飲みやすいでしょう。

▼ビーンスタークマム つわびー | お母さんのための商品

 

 

5.つわりがひどいときは病院へ

つわりが本当につらくて我慢できないときは、すぐに病院にいくようにしましょう。

  • ほぼ毎日嘔吐してしまう
  • 体重が減り続けている(特に体重の5%以上が減少したら要注意)
  • 水分も摂れない
  • トイレに行く回数が減った

などの症状がある場合は、つわりが重症化した妊娠悪阻(にんしんおそ)の可能性があります。

「妊娠悪阻」は症状の程度によっては入院して治療しなければならないこともあります。

つらいつわりが続いたときは無理をせずに早めに受診するようにしましょう。

 

6.まとめ

ビタミンB6にはつわりの症状を軽減するといわれています。

ビタミンB6がつわりを和らげるのは

  • つわりの原因物質の増加をおさえる
  • つわりの原因となる精神的ストレスを軽減する

からです。

ビタミンB6は摂り過ぎると、健康に害がでてしまうことがあるので過剰摂取が続かないように気をつけましょう。

また、サプリメントはかかりつけの医師や病院の管理栄養士に相談してから摂るようにしてください。

つわりがひどくて我慢できないときは、つわりが重症化した「妊娠悪阻」の可能性があるので早めに受診するようにしてくださいね。

 

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