【飲み過ぎNG!】偏頭痛を和らげるための正しいコーヒーの飲み方

コーヒーって偏頭痛の痛みに効くの?飲んだ方がいいのか、飲まない方がいいのか本当はどっち?なにが正解か分からず、このような疑問を持っている人も多いと思います。

確かに、コーヒーには偏頭痛の痛みを和らげる効果があり、健康に良いとも言われていますしかし!『飲めば飲むほど調子が良くなる』というわけではないんです…飲み方や飲むタイミングによっては健康を害してしまうことも…!今回の記事は、厚生労働省や農林水産省や内閣府の食品安全委員会が発表しているデータ海外の研究結果なども参考

  • コーヒーが偏頭痛に効く理由
  • コーヒーが体に与える悪影響
  • 飲むときに注意すべきこと

の3点を中心に解説しています。

これを読めば、コーヒーと偏頭痛の関係がよくわかり、偏頭痛に効果的なコーヒーの飲み方についても理解できるはずです。参考にしてみてください!

自分の頭痛が偏頭痛かどうかわからない!という方は、この記事の「5. 頭痛になった時の注意点」で詳しく説明しています。きになる方はこちらもチェックしてみてください。

●低気圧と頭痛は関係がある!その意外な理由と低気圧頭痛の予防法!

 

 

 

1. 飲み方次第でコーヒーは偏頭痛の対策にも原因にもなる…

コーヒーは正しい量を守って飲めば、偏頭痛を和らげる効果があります。しかし、飲む量やタイミングによっては逆に頭痛の原因となってしまうこともあるんです…。これはコーヒーに含まれる”カフェイン”という成分が関係しています。

まずは、

  • コーヒーが頭痛にきくと言われている理由
  • カフェインが体に与える影響

の2つを解説します。

 

1-1. コーヒーが偏頭痛に効くと言われている理由

偏頭痛の痛みにコーヒーが効くのはコーヒーに含まれるカフェインが血管を収縮させるからです。カフェインの血管収縮効果については実際の研究でも明らかになっています。

(参照:日常生活の中におけるカフェイン摂取-作用機序と安全効果-

偏頭痛には様々な原因がありますが「血管の膨張」も原因の一つです。何らかの影響で血管が膨らんでしまうと、その周りにある神経との間に隙間がなくなってしまいます。そうすると血管が脈打つたびに神経を刺激してしまうようになり、痛みが発生するのです。

偏頭痛のメカニズム

コーヒーに多く含まれるカフェインには、膨らんでしまった血管を元に戻す力があります。その力のおかげで再び血管と神経の間に隙間ができるようになり、痛みが収まるのです。「偏頭痛にはコーヒーが効く」と言われているのはこのためです。

 

1-2. とり過ぎ注意!大量のカフェインは体調不良の原因に

コーヒーに含まれるカフェインには偏頭痛の痛みを和らげる効果がありますが、とりすぎてしまうと逆に偏頭痛を起こしたり、体調不良の原因になってしまいます。これは、カフェインの副作用によるものです

人によってその症状は様々ですが、代表的な副作用には

  • 疲れやすくなる
  • イライラしやすくなる
  • 不安に襲われる

などがあります。体調や心の不調を感じてしまう人はもしかすると、カフェインが原因かもしれません。

(参照:食品中のカフェイン

また、カフェインには中毒性があります。1日に何杯もコーヒーを飲み大量のカフェインをとっていると、体はそれに慣れて耐性がついてしまいます。カフェインには覚醒作用がありますので、摂取することで一時的に

  • 頭がスッキリする
  • 目がバッチリさめる
  • 集中力が高まる

などの効果を発揮します。ところが耐性がついてしまうと「カフェインなしではまともな生活が送れない…」ということにもなってしまいます。

コーヒーの飲み過ぎで起こる負のスパイラル

このスパイラルにはまってしまうと、カフェインの覚醒効果が切れた時に

  • 強い頭痛に襲われる
  • 眠気がひどく起きていられない
  • 倦怠感がひどくやる気が起きない
  • 常にイライラしてしまう

などの症状が出るようになります。

こちらの漫画は、実際の話を元に「カフェインの依存症」について書かれたものです。

このようにカフェインのとりすぎは健康を害し、生活を狂わせてしまう恐れがあります。海外では死亡例もあるほど、カフェインの取りすぎは体に与える影響が大きいのです。

 

 

 

2. 注意すべきコーヒーの量と飲むタイミング

カフェインはとりすぎると体にとって毒になります。しかし、それは砂糖でも塩でも同じことです。適切な量を守れば害になることはないのです。では、1日にどれくらいまでなら大丈夫なんでしょうか?その目安について解説していきます。

 

2-1. 基本は1日3杯まで(※個人差あり)

1日のカフェイン最大摂取量は、健康な成人の場合400mgと言われています。これは、コーヒーでいうとマグカップ3杯分までということになります。

この数字はカナダ保健省(HC)によって発表されているものです。

(参照:Government of Canada -Caffeine in Food-

実際の研究でも「1日3杯未満のコーヒーを飲む人は、まったく飲まない人に比べて偏頭痛を起こす可能性が低い」という結果が出ています。

(参照:Prospective Cohort Study of Caffeinated Beverage Intake as a Potential Trigger of Headaches among Migraineurs

しかし、健康に悪い影響が生じないとされる一日当たりの摂取許容量(ADI)については、日本でも国際的にも設定されていません。なぜなら、カフェインの感受性については個人差が大きいからです。

1日3杯までと言われてはいますが、これ以上飲んでも大丈夫な人もいれば、これより少量でも体に影響が出る人もいるのです。

コーヒーの種類によっても含まれるカフェインの量は違うのでは下の表でチェックしてみてください。

コーヒーの種類と含まれるカフェインの量

1日のカフェイン摂取目安は400mgです。それに気をつけていれば過剰に怖がる必要はありません。自分の体調や、飲んだ時の傾向に合わせて飲むようにしてください。

 

2-2. ミルクや砂糖をいれても◎

コーヒーをそのままのむのが苦手な方は、砂糖やミルクを入れて飲んでも大丈夫です。砂糖やミルクを入れることでカフェインの効果がなくなったり弱まったりすることはないからです。

実際に砂糖やミルクを加えたものとブラックコーヒーとを比較する実験が行われましたが、特にその効果については変化はなかったと報告されています。

(参照:牛乳、クリームなどの添加によるコーヒーの抗変異原性、抗酸化性およびラジカル消去作用の変化について

ただし砂糖については、WHO(世界保健機関)のガイドラインで「ティースプーン6杯までが望ましい」と言われていますので、たくさん入れすぎないように注意してください。

(参照:食品安全関係情報詳細

2-3. 空腹時のコーヒーは避けて

お腹が空いている時にコーヒーを飲むのはおすすめできません。空腹時にコーヒーを飲むと胃酸がたくさんでて胃が荒れてしまうからです。これはコーヒーに含まれる「クロロゲン酸」という成分によるものです。

「クロロゲン酸」には抗酸化作用があるため、健康に良い成分だと言われていますが、空腹時は胃を荒らしてしまう可能性があるので、なるべく避けるようにしましょう。

 

 

 

3. コーヒーだけじゃない!カフェインを多く含む飲み物一覧

カフェインを含む飲み物はコーヒー以外にもたくさんあります。それぞれどのくらいのカフェインが入っているのかチェックしてみましょう。

飲み物の種類と含まれるカフェインの量

(参照:Q.1 清涼飲料水など食品に含まれるカフェインを過剰に摂取することは健康に問題があるのでしょうか。

これらの飲み物にもカフェインが多く含まれています。コーヒーと同じように、飲みすぎたり、飲むタイミングに注意しないと健康を害す恐れがあるので注意してください。

 

 

4. コーヒー以外にも対策はある!偏頭痛の痛みを抑える方法

偏頭痛を和らげる方法は、コーヒー以外にもたくさんあります。一番は光や匂いなどの刺激がないところでゆっくり休むことです。偏頭痛の時は、ちょっとした刺激に対しても反応して痛みが増してしまうからです。仕事中や外出中でそれが難しい場合は、痛む場所を冷やすことでも痛みを和らげることができます。

他にも耳のマッサージやマグネシウムをとることも効果的です。こちらの記事で詳しく解説していますので、合わせて読んでみてください。

●低気圧と頭痛は関係がある!その意外な理由と低気圧頭痛の予防法!

 

 

5. まとめ

コーヒー(コーヒーに含まれるカフェイン)には偏頭痛の痛みを和らげる効果があります。ただし、飲む量やタイミングに気をつけないと、カフェイン依存になってしまう可能性もあります。そうなると、健康を害してしまうだけでなく、仕事や普段の生活にも支障をきたしてしまうので気をつけてください。

個人差はありますが、コーヒーの上限は1日3杯です。なるべく空腹時には飲まないようにしましょう。

 

 

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